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TOPページへ Traditional JAZZとは?


ニューオリンズで生まれたジャズは、すでに100年以上経過し、今では世界各国の人々に聞かれ、プレイヤーにより演奏されております。トラディショナルジャズは、色々なジャズの中から「デキシーランドジャズ」「ニューオリンズジャズ」「スイングジャズ」「ブルース」「ラグタイム」等 の古くから伝わる伝統的なジャズを総称して呼んでいます。
銅鑼で演奏されているこのTraditional JAZZについて、ご紹介いたしましょう。


デキシーランド ジャズ
アメリカ南部ルイジアナ州ニューオリンズで生まれたニューオリンズジャズはルイアームストロングやシドニーベシェー等数多くの素晴らしいプレイヤーによりにより全世界に広まり、プロ、アマチュアを問わず演奏されています。これらのジャズを総称して、デキシーランドジャズと呼んでおります。演奏のメンバー編成はメロディーセクションとしてコルネット(又はトランペット)クラリネット、トロンボーン(サックスがプラスして入る場合もあり)リズムセクションがチューバ(又はベース)・4弦バンジョー(又はギター)、ピアノ(野外等無い場合もあり)ドラムスの編成で、コルネットが旋律を吹き、それにクラリネットがハーモニーをかなで、トロンボーンが低音部として合わせ、それぞれが即興で演奏、それにリズムセクションが2ビート、4ビートで合奏します。まずテーマを合奏し、その後各パートが自由にソロを演奏、最後は皆で合奏をして終わりとなります。
1780年頃アメリカ南部を表した「デキシーランド」という曲が大ヒットしましたが、その曲名からとった名前がデキシーランドジャズといわれています。

ニューオリンズ ジャズ
19世紀後半にニューオリンズでジャズが生まれたといわれております。ストーリービルの歓楽街を始めとして、教会やお葬式等生活に密着した場所でも演奏され、黒人達の間で広く愛され続け、広く世界に伝わり、このニューオリンズジャズがデキシーランドジャズの流れとなりました。有名なプレイヤーとしては、バディーボールデン、キングオリバー、ルイアームストロング、ビックスバイダーベック、ベビードッズ、ジョニードッズ、シドニーベシェー、ジミーヌーン、バンクジョンソン、ジョージルイス等数多く人々が知られております。

スイング ジャズ
ニューオリンズで生まれたジャズは、ダンス音楽としてシカゴ、セントルイス、ニューヨーク等で演奏されるようになりました。クラリネットプレイヤーのひきいるベニーグッドマン楽団がダンスバンドとして全米で大き名く人気を集め、スイングジャズが誕生、ハリージェイムス、ライオネルハンプトン、テディーウイルソン、ジーンクルーパー等トッププレイヤーが生まれました。そしてデュークエリントン楽団、カウントベーシー楽団等多くのスイングバンドが生まれ有名なソロプレイヤーが誕生しました。それによりコンボ編成のソロを中心とした演奏が増え、ダンス音楽から演奏を聞き楽しむスタイルの音楽になっていきました。

ブルース、ラグタイム 他
12小節からなるブルースは黒人の心の響き、叫びとも言われ、女性歌手ビリーホリデイが数多くのブルースを歌って知られておりますが、1873年に生まれの作曲者WCハンディも数多くのブルース「セントルイスブルース」「メンフィスブルース」「ケアレスラブ」「イエロードッグブルース」等を作曲、世界で歌われ演奏されています。また音のビートリズムのタイミングがずれて演奏するスタイル、ラグタイムが生まれ、スコットジョブリンにより数多くのラグタイム曲が作られました。ジェリーロールモートンはその代表的なピアノプレイヤーと言われております。ブギウギはピアノ奏法の一つで左手の低音部をバンプさせシンコペーションさせる独特のリズム奏法として生まれ、ピアノソロだけで無く、バンドのバックリズムとして演奏されています。